高専賃が廃止

高専賃が廃止

2010年12月5日のニュースによると、現在の高齢者専用賃貸住宅、すなわち高専賃の制度が廃止されると発表されたようです(国土交通省、厚生労働省より)。
これは現在の高齢者専用賃貸住宅と有料老人ホームを再編成し、ハード面とソフト面で一定の基準を満たした「サービス付き高齢者住宅(仮称)」制度を創設すると決められたからです。
キッチンや浴室付きのサービス付き高齢者向け住宅がある一方、そういった設備は共用設備として設置すれば居室になくても基準を満たすことになります。
高齢者が住みやすいよう、バリアフリーでスタッフが常駐している、居室面積が原則25平方メートル以上というのは、現在の制度と変わらないように思えるのですが、介護サービスは提供されないものになるようです。
現在の高専賃の中には生活を営むために軽度の介助を行ったり、介護事業所を併設させたところもありますが、このような高専賃では有料老人ホーム並みサービスが提供されていたりします。
高齢者向け住宅には介護と居住に関することで分かりにくい部分が多々ありますが、新しい制度を作ることで分かりにくさを解消する狙いもあるようです。

新制度がスタートすると、介護の部分は完全に外部から取り入れることになり、そちらと別に契約をすることになります。
この制度はすでに決定しているものですので、来年度から事業者の物件登録が始まるようです 。

高齢者専用賃貸住宅の中には、訪問介護事業所やデイサービスなどが併設しているものもあります。入居時から多少の介護が必要な方でも安心でき、最初お元気な方でも年を経るごとにお身体が衰えてきても、併設の事業所を利用する事で介護型の老人ホームへ転居する事なく、生活を継続していただけます。

中には、完全な介護型として運営している所もあり、そうした所では看護師が日中もしくは24時間常駐しており、インシュリンの注射などのような医療行為まで対応した施設もあります。看取りに特化した施設もあり、高齢者専用賃貸住宅=自立型とは言いきれません。

しかし、全体的には自立、軽度向けに建てられている場合が多い為、まだまだ介護者の中では生活したくないといった方には向いている仕様の住宅になります。